はじめに
いつもお読みいただきありがとうございます。有宮里夏です。
8月に入り、季節のエネルギーも「陽」から「陰」へとガラリと変化するタイミングを迎えました。ここから来年1月までの半年間は、静かに力を蓄え、心を深く育む「陰」のエネルギーが続いていきます。
今回は、易学の「坤為地(こんいち)」「地山謙(ちざんけん)」「艮為山(ごんいさん)」のメッセージを紐解きながら、私たちが本来持っている「本当の強さ」と、この8月を最高のものにするためのエネルギーの使い方をお届けします。
1. 支配を手放し「一番後ろから見守る」陰のリーダーシップ(坤為地)
「リーダーシップ」と聞くと、大勢の先頭に立ち、強い言葉でぐいぐい引っ張っていく姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、私が考える新時代の真のリーダーシップは少し違います。
それは、一番後ろの最後尾から、優しく見守りながらそっと背中を押すこと。
易卦の「坤為地(こんいち)」は、すべてを温かく包み込み、養い育てる大地のような受容の力を教えてくれています。
目の前の出来事に捉われて言葉で相手を支配したり、コントロールしようとしないこと。 まずは静かに見守り、観察する。一番後ろから大切な家族や仲間の背中を見ることで、初めて見えてくる「相手の本当の思いや悩み」がたくさんあります。
これこそが、女性にしかできない「命と心を育む大きな力(陰の力・器)」なのです。
2. 「地山謙」が教える、謙虚さと本当の器の広げ方
2つ目のテーマは、高い山が地の下に身を低くして控えめに佇む姿を表す「地山謙(ちざんけん)」の教えです。
たとえ自分が実力を持っていたり、人の上に立つ立場(君位)にあったとしても、自らを誇らず謙虚さを保ち続けること。相手より一歩下がり、足元から温かく支える姿勢こそが、結果として周りから深い信頼を集めます。
自分が前に出て主張するのではなく、自ら身を低くして相手を引き立てる。その「謙徳」を意識することで、周りとの摩擦がなくなり、運気も人間関係も「大いに吉」へと向かっていきます。
3. 「艮為山」が教える、静止と観察の深遠なマインド
3つ目のテーマは、重なる山のようにびくともせず静止する姿を表す「艮為山(ごんいさん)」です。
艮為山が教えてくれるのは、「焦って動かず、止め、じっと観察する力」です。
問題や課題が山のようにあっても、焦らない。自分だけではなく相手に何か問題が起きた時や、思い通りにいかない時ほど、口を出したり感情的に動くのを一度やめてみましょう。原因はあなたにもあることを説いています。
じっとその場にとどまり、静かに相手を見守る(背中を見る)ことで、目先の表面的な感情に流されず、事態の本質が見えてきます。「動かないこと」「焦らず待つこと」自体が、自分と相手を守り、深い安心感を与える強力なエネルギーとなります。
4. コントロールを手放し「見守る」ための実践マインド
「見守る大切さは分かっていても、つい口を出したくなってしまう…」そんな風に感じてしまうこともありますよね。
坤為地の受容、地山謙の謙虚さ、艮為山の静止のマインドを日常に取り入れるために、次の3つを意識してみてください。
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相手の「育つ力」を信じ切る 手出し口出しをしなくても、相手には自ら気づき、成長していく力があります。それを信じて任せること自体が最大の愛です。
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「沈黙」を恐れない 相手が言葉に詰まった時、自分の言葉で埋めようとせず、「本音が出る直前の大切な時間」として温かく待ってあげましょう。
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意識のベクトルを「自分」に向ける 相手を変えようとするエネルギーを、「自分がどう包み込めるか」「自分がどう変わるか」に向け直すことで、驚くほど周囲との関係が好転します。
5. あなたの「土台と謙虚さ」を確かめる振り返りチェックリスト
8月の運気の波に乗り、しっかりと根付く大地を作るための振り返りチェックリストです。 昨年を振り返りながら、ご自身の心と深く向き合ってみてくださいね。
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[ ] 昨年を振り返り、土台作りはどこまでできていましたか?
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[ ] 間違った土台(無理や我欲に基づいたもの)を作っていませんでしたか?
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[ ] どんな立場にあっても、あなたは謙虚でいられていますか?
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[ ] 周りの人のことを温かく支えられていますか?
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[ ] 目の前の家族やご両親、身近な皆さんと円満に過ごせていますか?
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[ ] 相手を言葉でコントロールしようとせず、まずは静かに「観察」できていますか?
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[ ] 相手の本音が出てくるまで、焦らず「待つ」ことができていますか?
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[ ] 身近な人への「感謝の気持ち」を言葉や態度で伝えていますか?
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[ ] 家族や仲間が困っている時に、手出しせず「見守る余白」を残せていますか?
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[ ] 自分の器を広げるために、謙虚な気持ちで学びを継続していますか?
まとめとメッセージ
リーダーシップとは、ただ前に立って引っ張ることではありません。 大地のようにどっしりと構えて相手を受け入れ、一番後ろから優しく見守りながら背中をそっと押してあげること。それこそが、私たちが持つ唯一無二の「陰の力(器)」であり、真のリーダーシップです。
目の前の問題や相手を変えようと焦る必要はありません。 あなたが一番後ろで温かく見守る存在へと変わるだけで、周りの環境やご家族の反応は、驚くほど優しく変化していきます。
地道に準備を重ね、根を張ってきたあなたの「器」は、この8月、必ず美しい成果となってあなたを包み込んでくれます。
どうかご自身の持つ「育てる力」と「謙虚さ」を深く信じて、大切な人たちと円満で愛に満ちた豊かな8月をお過ごしくださいね。
いつもあなたの一歩を心から応援しています。
有宮里夏



