小さな備えが運氣を味方にする習慣

不安と向き合いながら前へ進む

「幸せへの近道」をテーマに日々学びや実践をお伝えしていますが、今日は少し個人的なことをお話しします。

最近、夜に不安から眠れなくなり、怖い夢を見てしまうことがありました。理由ははっきりしていて、母のことです。母を定期的に病院へ連れて行くのですが、ある日は少し遠く、車椅子も必要な場所へ行かなければなりません。病院はどうしても気を使う場ですし、私自身の体調もあまり良くなく、自分のことで精一杯の中で「大丈夫かな」「来月もちゃんと連れて行けるかな」と考えてしまうのです。

そんな不安を抱えていると、夜も眠れなくなり、悪循環に陥ってしまうことがあります。本当は夫に相談したいけれど、「まだ起きてもいないことを心配しても仕方ない」と笑い飛ばされてしまいそうで、なかなか言い出せません。もちろんその通りなのですが、どうしても心配してしまうのです。

実際に困った時は、夫に車を出してもらって一緒に行く方法もありますし、弟たちもいます。ただ、自営業をしているので平日に動くのは難しいため、どうしても私が担うことが多くなります。

こうした出来事を通じて、私は「未来への準備」の大切さを改めて感じました。楽しい未来を思い描くことも大切ですが、不安なことや避けられない出来事にも備えておく必要があるのだと思います。

今月は暦の上でも「西」に意味がある時期だと学びました。西は「未来」を示す方位でもあり、「備え」や「準備」というメッセージを含んでいます。まさに今の私に重なるテーマだと感じています。

日々の生活の中で、不安や心配に押しつぶされそうになる時もありますが、それをきっかけに「どんな準備をしておけば安心できるか」を考えることは、自分を前に進める力になります。未来に備えることは、不安を少し軽くしてくれる道でもあるのです。

論語から「遠慮なければ憂いあり」遠い未来を思慮深く考えなければ足元に問題があることに気が付かない!


今日のまとめポイント

  • 不安は「準備不足」のサインでもある

  • 楽しい未来だけでなく、避けられない出来事にも備えることが大切

  • 小さな備えが「安心」につながり、不安を和らげる


読者へのメッセージ

私と同じように、将来のことを考えて不安になる方も多いのではないでしょうか。
でも、不安を消そうとするよりも、「準備できることを少しずつ整える」ことで、気持ちはずっと軽くなります。

未来を恐れるのではなく、未来に備える。
その積み重ねが、安心と幸せにつながっていくのだと思います。

有宮里夏スタイル氣學