こんにちは！有宮里夏です。いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は「物事の捉え方」についてお話しします。
私が長年学んでいる「気学」や「易経」、そして「心根成長塾」でお伝えしているテーマの根本にも、この考えがあります。
人生で起きる出来事をどう受け取るか。その“捉え方”ひとつで、未来の形はまったく変わるのです。
陰陽と三位一体のバランス
私が大切にしている考え方に「物事は3つで1つに完成する」というものがあります。
気学（知識）と易（読み解き）は“陽”のエネルギー。
そして、それらを支える“陰”の働きが「心根（こころね）」です。
知識と読み解きだけを積み重ねても、心根が濁っていれば、正しい判断も行動もできません。
逆に、心根が整っていると、学びが自然に良い方向へ作用します。
つまり、気学 × 易 × 心根＝調和の三位一体。
この三つのバランスが取れたとき、人は内面から穏やかに成長していくのです。
2対1の法則：バランスの真意
「2対1でバランスが取れる」と聞くと、「2の方が強いのでは？」と思われるかもしれません。
けれど、実はその“1”の陰こそが、最も大きな力を持っています。
周易でも、「2対1」は分断ではなく調和。
違うエネルギーを持つ3つが合わさることで、世界が安定します。
自然界も同じです。昼と夜、陽と陰、活動と休息——そのどちらもが欠けたら、生きるリズムは崩れます。
この「2対1」の考え方を自分の心の中にもあてはめてみると、
「頑張る自分（陽）」と「休む自分（陰）」、
その間にある「受け止める自分（心根）」が、人生を整える鍵になるのです。
出来事はすべて“平等”に起きている
人生では、良いことも悪いことも、全ての人に起きます。
コロナのような出来事が全世界を止めたように、誰もが同じ流れの中にいます。
違いはただひとつ——その出来事をどう捉えるか。
「なんで私ばっかり」と思うと、心は閉じます。
でも、「この出来事は私に何を教えてくれているのだろう？」と受け止めると、
苦しみの中にも“気づき”が芽生えます。
私自身、昔は他人をうらやみ、環境のせいにしてばかりいました。
でも、気学を学び、心根を整えるうちに、
「すべては自分がまいた種」だと理解できるようになりました。
そうすると、不思議なことに現実の出来事も穏やかに変化していくのです。
切り替える力が未来を創る
どんな人でも、問題は起きます。
でも、心根が整っている人は「切り替え」が早い。
落ち込んでも、責めても、最終的には「じゃあ次にどうするか」と前を向けます。
これは特別な才能ではなく、日々の意識の積み重ねで育ちます。
自分の軸ができていくほど、感情に振り回されず、「学び」として受け止められるようになります。
人を責めるよりも、自分の成長に目を向ける。
それが、幸せを引き寄せる“生き方の姿勢”です。
今こそ、心根を育てるタイミング
これからの時代は、知識やスキルよりも「心の成熟」が問われます。
心根がしなやかであれば、どんな変化もチャンスに変えられる。
逆に、心根が固くなると、どんなに学んでもバランスを崩します。
「陰」を軽んじるのではなく、静かに見つめる力を育てましょう。
内側の陰陽が整った人ほど、外側の世界でも光を放つようになります。
今日のワーク：心根を育てる5つの実践
- 今日の感情を観察する
嬉しい・悲しい・苛立ち——どんな感情でもいいので、1日の終わりにノートへ書き出してみましょう。 - “なぜ”の角度を変える
起きた出来事に対して「なぜ起きたのか？」ではなく、「この出来事から何を学べるのか？」と問い直してみましょう。 - 誰かに感謝を伝える
メールでも言葉でも構いません。「ありがとう」を意識的に伝える日をつくってみてください。 - 自然の中で“静”を感じる時間を持つ
朝日や風、空の色を眺めながら「私は今ここに生きている」と感じてみましょう。朝の陰徳貯金がベスト！ - 一週間の“手放しリスト”を作る
今の自分に必要のない考え方・人間関係・焦りを、紙に書いて「ありがとう」と言って手放しましょう。
チェックリスト：心根が整っている人の10の特徴
- □ 他人や環境のせいにせず、起きたことを自分の学びと捉えている
- □ 失敗の中にも意味を見出せる
- □ 嫉妬や比較の感情が薄れてきた
- □ 感情的に揺れても、立ち直りが早くなっている
- □ “できない自分”を責めず、受け入れられている
- □ 人の成功を心から祝福できる
- □ 感謝の言葉を日常的に使っている
- □ 一人の時間を怖がらず、むしろ心地よく感じる
- □ 新しい挑戦を恐れず、「どうすればできるか」を考えられる
- □ 自分の内側の声（直感）を信じられるようになった
7個以上チェックがついたあなたは、すでに心根が深く根を張りはじめています。
まとめ：心根を整えることは“宇宙と調和すること”
心根を整えるとは、単に「心を落ち着ける」ことではありません。
それは、宇宙や自然のリズムと自分の在り方を一致させることです。
人生は常に陰陽のバランスでできています。
嬉しいことがあれば、次には静かな時間が訪れる。
悲しいことの後には、新しい芽が生まれる。
その流れを信じて、自分の心根を耕しつづける人は、
どんな嵐の中でも揺るがない“光”を放ちます。
知識や結果を追いかけるよりも、
心根という「根っこ」を整えることが、結局いちばんの近道です。
外の世界を変えるのではなく、自分の内側を調律する。
それができたとき、世界は驚くほど穏やかに変わり始めます。
そして、あなた自身が“幸せの源”そのものになるのです。
読者様へのメッセージ
今日のあなたが、もし少し疲れているのなら——
それは「新しい心根が芽を出そうとしているサイン」です。
焦らず、比べず、自分のリズムを信じてください。
ゆっくりでも確実に、あなたの心は光へ向かっています。
これからも一緒に、心根を育てていきましょう。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
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